就職先選びを進めていくと〝外資系〟という選択肢に出会うかもしれない。「国際的に活躍できる」「年功序列ではなく能力・成果主義での評価制度」といった評判を耳にするが、実際の外資系の職場はどうなっているのか。バークレイズ・サービセス・ジャパン・リミテッド人事部のノリーン・ドゥナーさんに外資系企業で活躍できる人物像などについて話を聞いた。
外資系で働く魅力
――日系・外資というくくりで見て、外資系企業で働く魅力を教えてもらえますか?
日本の企業ですと「5年後にこのポジション、10年後にこのポジション」というようなレールができている場合があると聞きますが、外資系ではほとんど無いですね。頑張って実績を残せば希望するポジションに行くことができるチャンスが広がっているんです。年齢は関係無いんです。
あとは、様々な国の人と一緒に仕事ができるところでしょうか。日本のオフィスでは約35%が海外出身者です。特に多いのはIT部門で、インド・カナダ・イギリス・フランス……、本当にもうあちらこちらから来ています。
ビルのエレベーターに乗っていて、4ヶ国語が聞こえてきたことがありました。言葉が分からなくても、そんな光景を見ていて気持ちいい、国際的な生活が楽しいと感じられる人には魅力的な職場ではないでしょうか。
国際的に見た日本人
――国際色豊かな職場で、日本人にはどんな特徴がありますか?
そうですね、日本人には丁寧で真面目な方が多いと思います。非常に細かいところまで気にかけながらゴールに向かって頑張っていく。そこが日本人の特徴ではないかと思っています。例えばポスターを作って「このポスターどうですか?」と聞くと、最初に「あ、この単語間違えています」というような答えが返ってくることがあります。本当は、フィーリングと言うか、ポスターの全体の印象について聞きたかったのですが(笑)、細かいところにもよく気がつくなぁと感心することがあります。
外資系企業で求められる資質
――バークレイズ・キャピタルとして採用したい人物像をお聞かせください。
パッション(情熱)とフレキシビリティ(柔軟性)を持っている人です。
最終的には、本当に金融の仕事を好きじゃないと難しいと思いますね。あるトレーダーは、朝の5時半から夜の7~8時まで仕事をしていると聞きました。でも彼は「I love it(すごく仕事が好きなので時間は別に気にならない)」と言うんです。それくらいのパッションがあると、更に仕事を楽しく感じるかもしれませんね。
もう一つはフレキシビリティ。なぜかと言うと、刻々と移り変わるマーケットの状況に合わせて判断していくことが求められる職場だからです。