冨樫さんは学部3年生のときにも就活をしていたということですが、そのときの夏休みはどのように過ごしていたんですか?

 就職活動を始めた頃はコンサルティング業界を志望していましたが、いろいろな会社を知りたいという好奇心から、学部3年の夏は大手電機メーカーさんの短期インターンシップに参加しました。生産管理業務を体験できるインターンシップで、プログラム内容は座学が8割、実務見学が2割という感じでしたね。
  大学の授業で学んでいたこともあって、生産管理には漠然と興味を抱いていました。しかし、インターンシップを通じて、自分の思い描いていた仕事とは、異なると気づいたんです。授業で学んだように、生産管理の「仕組み」を考える事は面白いのですが、管理業務そのものには魅力を感じられなくて。
  夏休み終盤ごろには、コンサルティング業界に向けた選考対策を開始しました。例えば、就職支援会社が主催するイベントへの参加や、コンサルタント転職を専門に斡旋する人材会社でのアルバイトです。
そこから、大学院に進むことになった経緯は?

 コンサルの選考は10月・11月くらいから始まったんですが、思うように行かず、そこで自分の「甘さ」を思い知りました。コンサルタントになって何をしたいのか、社会や会社に対してどのような貢献(偽善者っぽいので社会貢献って言いたくないんですけど)をしたいのか、そういったことを深く考えず、ただ自分の事ばかり考えていたんです、「飛躍的に成長できるから」と。選考を通じて、自分の力の無さに気付かされ、また諸々の事情もあいまって、大学院へ進むことを決めました。
なるほど。それでは、修士1年のときの夏休みはどのような活動をなさっていたんですか?

 この時は3年次の反省から、コンサルタント業界に限定せず、とにかくいろいろな業界のセミナーやインターンシップを見て回りました。まずは、自分が何をしたいのかちゃんと見極めないといけないなと。もちろん、机に向かっての自己分析もしましたが、私の場合、それよりも説明会やインターン、社員さんとのコミュニケーションなどを通じて、自分の長所や短所、志向を知るというパターンが多かったですね。
  そうして夏休みが終わった段階で、今度は金融業界が自分の進む道だという結論に達しました。とはいえ結局それも、幻想だったんですけど(笑)
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