コンサルティングファームの種類

 コンサルティングを行う人のことをコンサルタントと呼び、その組織(企業)のことをコンサルティングファームと呼びます。 コンサルティングファームは、その扱う対象によって、以下のように分類することが出来ます。


戦略系コンサルティング

企業のトップマネジメントにかかわるコンサルティングを行います。 企業戦略やマーケティング戦略、新規事業への参入戦略まで、企業の抱える経営課題にさまざまな側面からのアプローチし、 解決策を提案・実行します。戦略レベルのコンサルティングが多いため、 「総合系」や「SI系」のようにシステムを実際に導入するところまでは行いません。
 外資系のコンサルティングファームが多いのが特徴ですが、近年では欧米の知識やノウハウを取り入れるだけでなく、 日本の企業風土にあったノウハウを蓄積しているファームが多くなっています。


総合系コンサルティング(会計系コンサルティング)

 ITから業務プロセス、戦略、人事、経営管理など幅広い領域を対象にコンサルティングを行うのが特徴。 国内ではシステムコンサルティングを行うことも多く、「IT系」に分類されることもあります。 戦略系ファームに比べて多数のコンサルタントを抱え、1000人以上を動員する大規模なプロジェクトを手掛けるケースも。
 また、「会計事務所系」と呼ばれることもありますが、これは総合系といわれる大手コンサルティングファームが 会計事務所を母体として誕生した背景を持つため。会計監査業務から派生したコンサルティング業務をもとに、 別組織をつくったのが始まりです。だからと言って財務会計等の経営管理に特化しているわけでなく、 前述の通り幅広いコンサルティング業務を手掛けています。


組織人事コンサルティング

 人と組織にフォーカスを当て、企業の組織ビジョンや人事戦略、人事制度の改善などを行うのが組織人事コンサルティングです。 成果主義人事制度の導入から、企業風土そのものの刷新まで、様々なレベルで組織を変革していきます。 他にも、退職金や年金などの人事に関わる資産の運用やマネジメントなど、金融的な業務を行う場合もあります。


シンクタンク系コンサルティング

「総研系」とも呼ばれ、総合研究所としてリサーチ部門・システム部門に加えてコンサルティング部門を持っています。 シンクタンクと言うと、経済調査や研究活動のイメージが強いかもしれませんが、総合系と同じくITや戦略マネジメントなど幅広いコンサルティングを行っています。


SI系コンサルティング

 情報システム開発において、コンサルティングから設計・開発、保守・運用までをワンストップで行います。 ビジネスプロセスにおける課題を見極め、企業の実情に合ったシステム設計やソフトウェア開発を導入することが重要な役割。 一般にシステムインテグレータとも称されますが、システム開発と併せて情報処理に特化したコンサルティングを行う点に 「SI系コンサルティング」と呼ばれるゆえんがあります。


国内独立系コンサルティング

 独立系コンサルティングは、中小・ベンチャー企業を主なクライアントとして、経営者支援やコスト削減など、 より実践的な経営改革を得意とする企業が多いのが特徴です。 顧客側の立場に立った、きめ細かなコンサルティングを強みとしています。


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