―CRI・ミドルウェアに入社を決めた理由は?
実は、私自身はそれほどゲーム業界には興味があったわけではありません。もともと高校生の時からコンピュータグラフィックス(以下、「CG」)に興味があって、学部・修士でずっとCGについて研究していたので、CGをやりたくてCRIに入社しました。面接の際にグラフィックスの分野を伸ばしていきたいというのを聞いて、「じゃあ、一緒にこの会社で頑張っていこう」と思ったのがきっかけです。
あと、CRIは少数精鋭なので、一人ひとりが責任を持って仕事をしなくてはならないんですね。こういった環境の中で、仕事を通じて自分を鍛えていけることに魅力を感じました。
―現在はどのような業務を担当されていますか。
当社での業務は、主にビデオ・オーディオ・グラフィックスグループの3つに分けられます。私はこのうちグラフィックスグループに所属して、組込み機器向けのグラフィックスのオーサリングシステムを開発しています。カタカナで少し聞きなれないかもしれませんが、簡単に言うと、プログラマでなくとも3Dグラフィックスに動きをつけたり、効果をつけたりできるコンテンツ制作システムです。私はまだ入社2年目ですが、製品化に向けて開発の重要なポジションを担当しています。これはCRIの特徴かもしれませんが、「若手だから下積み」ということはありません。
―仕事のやりがいを感じる点は?
みんなで本当に良いものを追求できる点ではないでしょうか。複数人で開発を行っていくので、自分の主張した意見が通らないことも結構あります。でも、みんなの良い意見が採用され、製品が切磋琢磨されていくのを見るのは面白いですね。チームが一丸になって、ひとつの製品を作り上げていくところにやりがいを感じています。
―今年の夏にアメリカに出張されていたと伺ったのですが。
グラフィックスグループのメンバーでアメリカに1週間ほど滞在して、「シーグラフ」というCGの学会に参加してきました。学会というと少し堅苦しいのですが、アメリカでは産学連携が盛んで、学会とゲームショーが一体になったような展示会が開かれているんです。基本的には、最新技術の論文を発表するなど学術がメインですが、企業がブースを出してCGのソフトウェア製品やハードウェア製品の紹介を行なったりもします。アメリカはCGの最先端なので、そこで最新のCG事情を勉強してきました。
とは言っても、「シーグラフ」は2-3日だけで、あとは社会見学ですね。ラスベガスでシルク・ドゥ・ソレイユを観たり、本場のユニバーサルスタジオで遊んだり、チャイニーズシアターに行ったり……。一見すると会社とはあまり関係ないようにも思えますが、エンターテインメントという点では共通していると思います。そういったものを肌で感じて、仕事のアウトプットにつなげてほしいというのが、会社の意向なのではないでしょうか。
―すごく遊び心がある会社なんですね。実際に働いてみて、何かギャップはありました?
就職前に比べると良い意味でイメージが変わりました。会社ってこんなにアットホームなんだ、って。開発というとパソコンと睨めっこしているイメージもありますが、どちらかというとCRIは賑やかな感じです。社内にはお菓子やダーツなどが置いてあって、「あれ、いいのかな」って思ってしまうくらい(笑)。
やっぱり長時間システムの開発を行っていると、どうしても集中力が切れてしまうこともあるので、そういうときは息抜きをして気持ちを切り替えることが大切です。遊ぶときはしっかりリフレッシュして、仕事をする時は作業に集中して、ミーティングの時はしっかり議論する。CRIにはそういったメリハリもありますし、一般的な開発環境のイメージからすると随分ギャップがあると思います。
―理系学生にメッセージをお願いします。
就職活動をする前に、ぜひインターンシップに参加してみてください。CRIでもインターンシップの学生を受け入れていますが、インターンシップは自分が思っていた会社や仕事内容とその実情の摺り合わせができる良いチャンスです。理系学生は研究や就職活動で忙しい方も多いでしょうが、短期のインターンシップも色々あるので、就職活動をより円滑にするために活用しない手はないと思います。
株式会社CRI・ミドルウェア
研究開発部
石井 温
武蔵工業大学 大学院 工学研究科 電気工学専攻 出身
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