①頭の回転の速さ・論理性


これは理系の学生なら、かなり得意とする資質なのではないでしょうか。ただし、これは単に「自分は論理に強い」「自分は頭いい」と説明することではありません。このような面ばかりを押し出していると、逆に“頭の固い人”と捉えられてしまい敬遠されてしまいます。企業が求めているのは“頭の柔らかい”人材です。ここでいう“頭が柔らかい”というのは「質問に素早く的確に答える」「道筋のついた説明をする」などの実際に社会に出たら求められるような、コミュニケーション能力としての論路的思考の速さです。

このような論理性は

自分は○○の経験がある

だから△△の点に優れている


御社の□□業務は××を求めている


従って、私の△△という資質が役に立つ


という一般的な自己PRの中でも明確に表れます。


 ②明るさ・話しやすさ


これは企業で働くには重要な能力です。そしてこれこそが“コミュニケーション能力の真髄”だと言えるでしょう。しかし、人に好かれる振る舞いというものは、その人のそれまでの生き方、環境などによって培われてくるものなので、ほかのポイントと比べて意識的には習得しにくいものです。

ですから、「自分は人と話すのは苦手だ」というような人でも、少なくとも面接では大きな声ではきはきと答えるという原則は必ず守りましょう。そしてできるだけ明るさをアピールしていきましょう。明るければやる気がある風に見えます。やる気のあるほうが、入社後の活躍を容易に期待できます。

また、人付き合いのうまさや人懐っこさは、行動の端々に出やすいものです。ほかの受験生との何気ないやり取りなどにも面接官は注目している場合があります。


 ③向上心・「引き出し」の多さ


面接での態度そのもので資質が見られる前者に比べて、この項目は自分の経験から能力をアピールすることになります。向上心とは、要するに入社後どれだけ成長の余地があるかどうかです。ここでやっと大学で学んできたこと、サークル、アルバイトの経験が生きてきます。
とは言っても、ここで大切になってくるのは、学生時代に“何をやったか”ではなく、それを“どうやり遂げたか”という点です。目的意識を持って活動に取り組み、自分なりに工夫した経験があれば入社後も実績を残してくれると面接官は考えます。

また思考の「引き出しの多さ」とは、「いろいろな知識を会話の中で自在に取り出せるか」と言い換えられます。この場合は、知識というよりも、どちらかというと知恵と言うべきなのかもしれません。社会に出たら、知識の豊富さ自体というよりも、自分が覚えてきたことを武器にして、知恵をふりしぼって、いろいろな局面を突破するということが重視されます。
文系就職の面接ではどうしてもサークルやアルバイトの話が多く出てきてしまうのが事実です。しかし大学は勉強するところです。ちゃんと勉強してきたかどうかということももちろん判断されます。この「引き出しの多さ」は、大学でただテストのためだけに知識を詰め込んだかということではなく、目的意識を持って幅広く学んできたかということが問われるポイントになります。


そして、最後はとにかく場数を踏むことです。場数を踏めば踏むほど、自分を伝えるのがうまくなります。そして心の通わせ方はもちろん、表情やしゃべり方、しゃべる内容も、経験を重ねれば重ねるほど的を射ていくはずです。理系ナビでは専門のキャリアコンサルタントによる模擬面接等も行っています。ぜひともご利用ください。

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