第一生命保険株式会社
第一生命保険株式会社
業界のフロンティアとして、
革新的な展開を続ける生命保険会社

 第一生命は、日本発の相互会社形態の生命保険会社として発足した会社である。しかしいま、より柔軟な経営戦略を実現するため、平成22年度を目処に株式会社化への道を踏み出そうとしている。これは海外事業拡大やM&A戦略など、激変する市場環境にフレキシブルに対応するための基盤づくりをするための所信表明とも解釈できるだろう。

 そのために理系人材に期待する役割は数知れない。的確な商品設計と資本管理、さらには中長期的な展望と分析なくして、日々変動する株主資本による終身保障金融商品は成り立たないからだ。保険会社のなかでも、アクチュアリーやクオンツといった専門的技能を持った人材がクローズアップされている理由はここにある。

 また、これに先駆けて新たな市場開拓のためにベトナムやタイ、インド、台湾、オーストラリアなどに積極的に展開し、国内の保険市場で培ってきた様々なノウハウを投入。市場として未成熟な地域での事業拡大のために、オピニオンリーダーとして活躍する理系人材が必要とされている。ビビッドに変動する世界でフロンティアスピリッツを発揮したい学生には、まさにうってつけの環境だろう。
先輩インタビュー
宮本 淳氏 (主計部 主計課 課長)

第一生命は、“理系が主役になれる会社”。


―業務内容について教えてください。

 主計部には4つの課がありまして、わたしは主計課でアクチュアリーとして、単年度収支の予測や、中期経営計画の収支面の策定、保険契約準備金の評価を行なっています。保険契約準備金はお客さまに確実な保険金のお支払いをするための積み立てているものですので、将来的に必要になる金額の評価などの不確定な部分に自分なりの解答を当てはめながら数値を算定していくところがあります。当社負債である約30兆円の9割以上を占めている準備金を評価するとなると、評価に1%の違いが出たら数千億円の収支の差が生じるわけで、ビジネスパーソンとして非常に重要な仕事を任されているポストであるといえますね。

―第一生命で働く魅力とは?

 自分の意見をぶつけやすい場である、というのが一番の魅力でしょうか。それについて経験豊かな諸先輩がきちんと分析してくれたうえで、悪いものは悪い、いいものは採用するという具合にはっきり答えを示してくれる。この縦の空気の流れがよいところが当社の魅力ですね。これは採用試験の面接を受けていたときから感じていて、同業他社とははっきり違う雰囲気を早くから感じていました。
 そして、実務上の魅力であり、もっとも苦労する部分でもありますが、アクチュアリーは必要な知識や技術を現場で経験しながら成長していく職種です。ちょっと経済情勢が変化したり法令が変更されただけで新たな課題解決が頻繁に求められますし、そこではどんなベテランでも壁にぶつかるものですね。その課題の根幹を見抜き、ひとつずつ解決していくことで、振り返ってみると必ずキャリアアップしているわけです。この過程でも弊社の縦の風通しのよさがプラスに働いてくれますから、ひとりで悩みを抱え込む必要がなくて、問題解決に取り組みやすいんですよ。

第一生命保険相互会社
主計部 主計課 課長
日本アクチュアリー会正会員
宮本 淳(みやもと・じゅん)


先輩インタビュー
劔 義隆氏 (金融保険工学第一部 副部長)

―クオンツの業務内容を教えてください。

 生命保険会社におけるクオンツというものがイメージしにくいかもしれませんが、弊社においてクオンツ技術は様々な分野で活用されています。資産運用からALM・リスク管理のほか、最近では変額年金が代表的な例ですが、商品開発の分野でも活用されています。それだけ活躍できるフィールドが広いということですね。あと、生保事業の性格からより長期的な視点で運用戦略などを組み立てる必要があり、例えば5年・10年・15年後といった長い将来の不確実性をコントロールするという難しさがありますが、そこが生保特有の面白いところだと思います。

―クオンツにはどんな人材が求められているのでしょうか?

 わたしはクオンツ以外にも様々な部署を経験してきました。現在のチームのなかには、クオンツ一筋の人もいれば、ファンド・マネージャー等異なったバックボーンを持った人もいます。我々の最終目標は、我々の技術を第一生命やその他お客さまの実務に活用してもらうことです。特に生保では長期的な不確実性を扱うため、理論だけですべてを説明できることはまれで、理論と現場の経験知をいかにうまく融合し、お客さまに納得してもらえるプロダクトを作るかが要求されます。その意味で、異なった視点や知識・技術を持った人たちがチームを組むことで、知識の融合を通して、実際に業務に使ってもらえるソリューションが提供できると考えています。
 こうしたことからもわかるように、数学科を卒業していなければクオンツになれないわけではありません。いわゆる理系的な論理的思考力は必須ですが、社会人になってから学ばなければいけない専門知識や技術は山のようにあります。その意味で、自分のわからないものを積極的に吸収していく前向きな姿勢を持っていることが、一番重要だと思います。

みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社(出向)
金融保険工学第一部 副部長
劔 義隆(つるぎ・よしたか)


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