―現在の仕事内容を教えてください。
株式を指標としたデリバティブを組成し、マーケティングする仕事に携わっています。デリバティブというのは、金融取引の相場変動によるリスクを回避するために開発された金融派生商品のこと。金融工学の世界ではリスクとリターンはイコールですから、損失リスクを減らして安定的な収益を目指したり、リスク覚悟で高い収益性を追求したりと、多岐にわたるクライアントニーズに応じて金融商品の設計を行なっています。数理的な部分だけではなく、トレーディングやコンプライアンス、法務等の各部署と連携しながら仕事を進めることも重要になります。
―院ではコンピュータ・サイエンスを専攻されていたそうですが、そこから金融業界を志望した理由は?
研究者として1つのことを突き詰めるよりは、幅広いことに挑戦したかったからです。特に、金融は人々の生活と密接に関わる仕事ですから、そういう業界に身を置いて見識を広げたいと考えました。
実際には、日本の大学は学術的なので、学んだ内容が実務に直結することはあまりありません。しかし、体系だった考え方や手法、アプローチを学ぶという点では、逆にいろいろなことに応用が利くので、専攻に縛られて仕事を選択する必要はないのではないでしょうか。金融工学を専攻していなくても、理系で培った論理性や問題解決力があれば、就職してからでも頑張り次第で十分にキャッチアップはできますよ。
―数ある金融機関の中で、UBS証券に入社する決め手は何でしたか。
働いている「人」が魅力的であったことです。選考の過程でいろいろな部署の人に会う機会があるのですが、一緒に働きたいと思える人が多かったのがUBS証券でした。入社してみて感じたことは、すごく働きやすいということ。実際、勤続年数が長い社員も大勢います。
あとは、私自身も入社7年目にしてデリバティブチームの責任者を任されていますが、若い人に積極的に大きな仕事を任せる風土があります。また、希望する人には研修やトレーニングといった社員を育成するための制度も充実していますから、長いスパンでキャリアを考えることができる点はUBS証券の大きな魅力ではないでしょうか。
UBS証券会社
株式本部 エクイティー・デリバティブ営業部 部長
エグゼクティブディレクター
高久 宗史(たかく・ひろふみ)
慶應義塾大学大学院 卒
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