コンピュータを用いて企業に大量に蓄積されたデータを解析し、項目間の相関関係やパターンを探し出して、ビジネスに有益な情報を見つける手法や技術のこと。 例えば、電話の通話履歴やモバイルインターネットのセッション特性からユーザーが解約する兆候を検知したり、クレジットカードの利用履歴から不正使用時の特徴的なパターンを見つけ、怪しい取引を検出したりするのに活用されている。1990年代後半、日本IBMによって最先端の分析手法として紹介された。
マーケティング分野を中心に、金融リスクマネジメントやwebアクセス解析、流通業におけるサプライチェーンマネジメントなど、多岐に亘るビジネス分野に適用されているデータマイニング。近年、多くの成功事例が蓄積され俄かに注目を浴びているが、その仕事内容について理解している人はまだ少ない。そこで今回は、データマイニングの最高権威であり、現在株式会社データフォーシーズのマネジングディレクターを務める山端博氏に、データマイニングスペシャリストの仕事についてお話を伺った。
データマイニングでプロフェッショナルを目指すには
データマイニングのスペシャリストになるためには、まずは膨大なデータを扱うためのITスキルを身に付けなければなりません。通常、企業内のデータはすぐ分析に流用できる形になっていないため、最初にETLツールなどを活用してデータの抽出・加工・クレンジング作業を行い、その上でデータウェアハウス上に、またはデータマートとして構築する作業を行います。その上で初めて、マイニングソフトを使ってクレンジング済みのデータの分析を行うことが出来る訳です。また、分析された結果は、ビジネス・ルールとして、ビジネスプロセス(多くはCRMなどの業務システム)上に実装していく事になりますので、一貫してシステムエンジニアリングの知識が必要という事になります。