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実務の中で金融スキルを向上させる

中林さんは具体的にどのような業務を担当していますか。


 運用調査部の中のチームのひとつに配属され、財務分析などに使うツールを作成するお手伝いをしています。具体的に言うと、Excelで過去20年間の企業の財務データを一括で取得できるようなツールや、対象企業の銘柄コードを入力するだけで財務データから経営指標を一括で計算できるようなツールですね。最近では、アナリストレポートやクォンツのレポート読んで、それを参考に新しいツールを作成して、本当に使えるかどうかを検証したりもしています。わからないことがある時は社員の方に質問したりして、フィードバックを受けながら仕事を進めています。

業務の中で一番苦労したことは?


資産運用会社インターンシップ  そうですね、ExcelやAccessでデータを取得・蓄積する際にVBAを使うのですが、プログラミングはそれほど得意ではなかったので少し苦労しました。自分で入門書のようなものを読んで、あとは実務の中で社員の方の見よう見まねで覚えましたね。
 パソコンのマイクロソフト機能のほかには、BloombergやFactset(※注)、データストリームなどを使いこなして仕事をしています。初めは全くわからないことが多くて大変でしたが、他の金融機関でも活用できるので、実務を通して覚えることができて良かったです。

※注 金融・ビジネスに特化した情報プロバイダー企業のこと。ここでは、同企業らが提供するアプリケーションやツールを指す。

インターンシップが社会と研究を結ぶ

ありがとうございます。将来的には、どんなキャリアを目指したいですか?


 今のところは、やはり金融業界に進みたいと考えています。でも、以前は投資銀行部門にしか興味がありませんでしたが、インターンシップを通じてアセットマネジメントも面白いなと感じるようになりました。そういった意味で、視野を広げる良いきっかけになったと思います。
 将来的には、金融業界の中で、日本の産業や経済に貢献できる仕事をしていきたいです。 よく言われていることですが、現在の日本の金融業界はアメリカやヨーロッパなどの他の先進国と比べ、かなり出遅れています。全産業に占める金融の割合も低いですし、金融技術も劣っている。一方で、今後日本において、もちろんモノ作りも大事ですが、今後中国など賃金の安い国が台頭してくる中で、日本は産業構造の変革を余儀なくされ、金融業界の果たすべき役割は拡大するんじゃないかと思います。そういった変革の中で、日本の金融業界の発展に寄与出来できるよう、大学院での金融工学の研究や会計の勉強、そして実際の実務での経験を積んでいきたいと考えています。

最後に、これからインターンをする学生にメッセージをお願いします。


 理系学生の中には、ずっと研究室にこもって研究ばかりしている方もいるかもしれませんが、もっと視点を社会に向けてみるといいと思います。経営関係のことを研究している人はなおさらですね。研究と実社会の差が大きくなると、せっかくの研究も社会で活かせないものになってしまいますから。実務を通して色々考えられることもあるし、面白い研究テーマを見つけられることもあるので、そのきっかけとしてインターンシップにチャレンジしてみるのは面白いのではないでしょうか。
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